行政 奄美〈環境文化〉教育プログラム

「奄美群島らしい未来」は、
誰がつくっていくのだろう

SDGsをはじめ持続可能な社会が目指されるいま、
その実現に最も近い条件が揃う奄美群島。

多様性に富む「ここだけの自然」は「ここだけの文化」を育み、
「ここだけの暮らし」が営まれてきました。

2023年には、これらを守り受け継ぎつつ自立的な経済活動を確立し、
これからの地域社会を構築するためのビジョン*が策定されました。
*奄美群島成長ビジョン2033

本プログラムは、政策集団である行政の職員を対象とし、
奄美〈環境文化〉の考え方を軸に「交流」と「学習」を通して、
地域の魅力や特性について学ぶことができます。

プログラムに参加して
得られるもの

島の資源としての奄美〈環境文化〉の価値を発見し、
住民幸福の向上に結びつける施策の企画・立案能力

政策集団として協働していくための能力と
島を超えて連携できる人的ネットワーク

奄美群島のマップ(図解)

プログラムの構成座学×実習

学知

複数の学問領域に
またがる
専門知識

multiply

土着知

奄美の自然・風土に由来する
生活実践に
根ざした知恵

科目群
❶環境文化の創造と協働形成
❷自然から読み解く環境文化
❸文化と歴史から読み解く環境文化
❹環境文化実習
❺地域分析の基礎
❻環境文化と行政施策をつなぐ
❶座学
導入・恊働
❷座学
自然・地理分野
❸座学
文化・歴史分野
❹実習
現地実習
❺座学(演習)
地域分析の基礎
多様な主体との恊働
❻座学(演習)
行政施策へつなぐ
実装化の準備

受講形態 / 受講時間(h)
※合計70時間

(注)勤務時間内の受講が認められています。ただし、一部の自治体に例外あり。

動画視聴13h 隙間時間に視聴できるように
1本10分程度

オンライン双方向16h 平日の午後スタート

対面32h 現地実習2回分

島集合9h 各島毎に対面で集いネットでつなぐ

プログラムの具体例

スライド内容の一部持続可能な地域経営1ー人口の安定
するシミュレーション

地域内循環の写真環境文化実習 巡検(与論島)

島集合授業の写真島集合授業
(5つの島をインターネットで
つないで交流)

参加者の声

長谷場氏の似顔絵

長谷場 涼太郎
(龍郷町役場:第1期修了生)

奄美群島固有の「環境文化」を学ぶことで、次世代に“つなぐ暮らし”を創造することができると実感しました。また、事業マインドや外部発注を想定したディレクション能力などが身につきますし、多方面から登用される講師陣や同期受講生との人脈づくりにもなります!

丸田氏の似顔絵

丸田 舞比桜
(龍郷町役場:第1期修了生)

海・山・川・マングローブなど様々な角度からシマを勉強でき、現地研修ではその地域に住む人だけが知っているディープな話を聞くことができます。先人から受け継いできたものをどう次の世代に引き継ぐかが問われている中で、地域課題の解決につながるヒントを得られました。他地域と比較する良い機会にもなります!

講師からのメッセージ

小栗氏の似顔絵

鹿児島大学法文学部法経社会学科
教授 小栗 有子

奄美〈環境文化〉は、漠然と感じる「あまみらしさ」(島の名前や集落の名前に置き換えるのもよし)の正体を突き詰め、これからの島・シマづくりを考え、実践するうえで、有効な考え方と方法を与えてくれます。現場のリアルな問題をどのように考え、どう取り組んでいけばよいのか、多くの仲間と講師らと語らい、ともに考え、実践に移し、現実を変えていきましょう!

高梨氏の似顔絵

鹿児島大学法文学部附属「鹿児島の近現代」
教育研究センター・客員研究員
元奄美市立奄美博物館・館長
高梨 修

奄美大島・徳之島が、世界自然遺産に登録されましたが、奄美群島はこの2島ですべて語れるわけではありません。個性ある8島の特徴をよく理解していただいて、これからの時代の地域デザイン(行政施策)に参考になることがあれば幸いです。環境文化論はあなたが暮らす地域が主役です。

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(授業概要)

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